気まぐれに、思ったままに。

とあるポスドクの、つぶやき 兼 備忘録

笑うことは素敵なこと

何を思ったのか、スマホに入れていたTwitterアカウントをログアウトした。F太さんやライフハック系のアカウントのみをフォローした、フォロワーが誰も居ないサブアカウントだけ残して、リア友と繋がっているメインアカウントや、趣味で好きな絵師さんをフォローしているサブアカウントからログアウト。学部生からずっと触り続けていたSNSを、ついに手放した。やめるべきだ、と強く思っていなかったのにも関わらず、ログアウトできたのは何なのだろう。これも逆説的な現象だろうか。

Twitterをログアウトしてみて起きた驚きの変化は、集中力が切れた時にやることがないこと。Twitterメインアカウントは300超えのアカウントをフォローしていたので、TLを追いきれることなどなかったし、時間はあっという間に奪われていった。趣味のアカウントの方がTLの流れは速かったし。

2週間ほど前の片付け祭りで、スマホに居たゲームもほぼ消したのも功を奏しているのかもしれない。とにかく、気づいたらものすごく時間を奪われていた要因が減ったのだ。こんなに効果があるとは、理解していたつもりだったが、実感できると驚く。

 

今日はそんなこんなだったけれど、夜に教授とD論の進捗について5分ほど話した。居室に様子を見に来てくださった。筆の進みが遅すぎて心配されている…ホントすみません…。そして、これまでの2年半、私が全くと言って良いほど出来なかったデータ整理・まとめについて、やってなかったの?と確認され、不甲斐なさに泣いた。非難はされなかった、ただ確認されただけ。やってると思ってたけど、まぁそれは今言っても仕方ないね、とのこと。そうですね…すみません…。さて、泣いてもD論は進まないのだけれど。

 

気持ちを落ち着けて切り替えたかったので、ちょっと買い物に出掛けることにした。Twitterにログインする気にもならず、最近ブックマークしたブログはSNSのように頻繁に更新されるものでもなく。といっても23時過ぎ。コンビニかファミレスか、遅くまで営業してくださっているスーパーか、ツタヤか。そのぐらいしか行き先はない。あ、読書でもするか?と思いつき、ツタヤへ。(本屋は営業時間外だった)

佐々木正悟さんの「やめられなくなる、小さな習慣」を読んでみようと思ったのだ。ネットで在庫検索を掛けたが、検索できませんとのこと。よくわからなかったので、とりあえず行ってみた。

残念ながら、在庫なしだった。

久々に本を眺めながらお店をぐるっと。自己啓発本をあれこれ手にとってぱらぱらとしながら、ピンとこないので棚に戻すを繰り返し。最終的に文庫本コーナーへ。文庫本を買う気は全く無かったが、たまたま表紙が見えるように陳列されていた、さくらももこさんのエッセイに目を奪われた。3冊もあったのか、知りませんでした!そしてちょうど数日前に、佐々木正悟さんのブログにも書かれていた。

nokiba.hatenablog.jp

ちょうど落ち込んだ後じゃん、私。ということで、早速「もものかんづめ」を購入。帰りにコンビニでお菓子を買って、大学の居室へ戻ってきた。外を出歩いても大きく気分は変わらず、D論に向かう気も起きず。買ったばかりの「もものかんづめ」を早速読んでみた。

 

うまく表現できないのだけれど、もう、面白い。どの文章も笑いがこみ上げてくるというか、自分以外に誰も居ないので声を出して笑ってしまった。まだ1つ目の話しか読んでいないけれど。

私には、さくらももこ先生とのご縁といえば、アニメのちびまるこちゃんとコジコジくらいなものだったが、すごく好きな作品だった。このタイミングでエッセイ集と出会ったが、すごい。ほんの数ページ、1つ目の話を読んだだけで、声を上げて笑い、気持ちが前を向いている。笑うとはなんて素敵なことだろう。もう1つだけお話しを読んで、また頑張ろうと思う。ありがとう、さくらももこ先生。読み終わったら残りの2冊も順番に読もうかな。

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