気まぐれに、思ったままに。

とあるポスドクの、つぶやき 兼 備忘録

過去に対する後悔と、次への一歩

たくさんの後悔がある。

何故、あの時もっと頑張れなかったのだろう。全力で取り組めなかったのだろう。そんな後悔がたくさんある。

自分で本当にやりきったと、心底思えるほど本当に全力で頑張れたことってほとんどない。それがとても悔しい。

思い出せることは印象強いことだけで、その他の諸事情は忘れてしまっているからこそ、後悔することになるのかもしれない。冷静に、当時の状況全てを思い返すことが出来たら、当時の自分なりに全力で最善を尽くした結果だった、と受け入れられるかもしれない。

何らかのアウトプット、成果や結果だけに着目しがちだけど、人間だもの、そこには心身の状態も大きく影響している。体調が悪かったのかもしれないし、疲れていたのかもしれないし、心が荒んでいたのかもしれない。でもそういうことは大抵忘れてしまっていて、その状態で出来たアウトプットだけが残る。そしてもっと出来たのではないかと後悔する。でもきっと、その状況の自分にとっては、全ての状況を総合した時に、それが最善で全力だったのだろう。きっと。

 

現状を否定し続けても前には進めない。これが今の、当時の私の実力か、と受け入れる。次の一歩はそこから初めて生まれるような気がする。

現状を、現実を何故受け入れられないのか?自分の理想と現実がかけ離れていてショックだからだろう。もっと出来るはずなのに、という高望み。今の実力を冷静に見られずに否定してしまう。でもそれは目を背けているだけで、何も生み出さない。

理想とはかけ離れた、それも随分と劣っている自分の実力を、ありのまま受け入れて認めること。苦いし痛いし、簡単に飲み下せるものではないのだけれど。そこが最初の一歩な気がしている。